BLOG社員ブログ ディジぶろ
2016年08月10日
Pi!を使用した計測作業の効率化(1)
第1章 - 入力作業の自動化 –
■はじめに
製品開発、生産、研究など、様々なシーンで計測機器を使用される事はありませんか?
例えば、
・ノギス等で寸法を記録する
・ハカリ・天秤等で重量を記録する
などの作業を、日常的に行われている方も多いのではないでしょうか?
■問題点
このような、計測作業にまつわる課題としては、以下に挙げるような事がありがちです。
・計測結果を手入力することによる、誤記などのデータ間違い
作業担当者が、測定結果の値を目視して、Excel等の表に手で入力するケースは多いですが、
入力をうっかり間違ったまま、記録してしまう場合があります。
例)数字の間違い、小数点の入力忘れ、etc…
・計測結果を手書きで紙などに記入した場合の問題
単純な誤記等の他、
時間が経って結果を書いた用紙を見返してみると、判読できない、
記入者とは違う人が、結果を書いた用紙をみても、字にクセがあり判読が困難、
等の問題がありがちです。
また、一旦紙に記入した計測結果を、後で整理・分析するためにPC等に入力し直すにも
結構手間が掛かりますよね。
■解決策
計測結果を、正確に記録したい。また、入力時の手間を減らしたい。
これらの課題を解決する方法の1つとして、
・計測結果を人手で入力する代わりに、計測時に自動でPC等に入力する
ということが出来るのを御存知ですか?
実は、計測機器によっては、外部データ出力機能を持っている場合があります。
この出力機能を用いて、計測結果を直接PC等に入力することで
・手入力時の計測結果を誤入力してしまう可能性が無くなる
・手書きしていた計測結果をPCなどでまとめ直す手間が不要になる
という、大きなメリットがあるのです!
■出力機能
計測機器の外部データ出力機能の例としては、以下の様な物があります。
・デジマチック
・RS-232C
・Bluetooth
・USB
・有線LAN
・無線LAN
・独自インタフェース
など様々です。
■次回
次回は、計測結果の入力作業を自動化するために役立つ機器として、
Pi! (DKA-101/DKA-102) を御紹介します。
※記載されている商品名・会社名等は、一般に商標又は登録商標です。